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Fusion360でKicad用3Dモデルデータ作成

DesignSpark Mechanicalで作れるのですが、私の場合ベースマシンはMacなので、Parallelsを使って、Windows7上
で動かしていました。
ちょっとめんどくさい。



Fusion360ならMacでも動くので、同じようにKicadの3Dモデルが作れましたので、まとめました。

Kicad内のSOT-89の3Dモデルってなぜかボディが青なので、これを作り直します。


使い方が分からないなーと、思いながらDesignSpark MechanicalのノリでなんとかSOT-89をモデリング



注目!ブラウザの右ボタンプロパティ→[STL形式で保存]を選択します。



STLで保存のポップアップが表示されますので、場所とファイル名をつけて保存します。




Wings3Dで3Dモデルデータに色付け


[File]→[Import]→[StereoLithography(.stl)]を選択します。



Fusion360で保存したSTLファイルを選択します。



リードには灰色、ボディは真っ黒でなくて、チョイ明るくしました。
※真っ黒にすると、部品のエッヂが見えないのです



完成したら、[File]→[Export]→[VRML 2.0(.wrl)]を選択します。



名前をつけて保存します。
※間違って・・・SOT-86という名前にしています・・・




Kicadへの3Dモデルデータ登録

この辺からよく分かっていないのですが、Macの場合
できたSOT-86.wrlのファイルを
ライブラリ/Application Support/kicad/Packages3d/user に放り込みます。


実際の登録はすでに情報がネットにあるので割愛(^^;

Cubify Design + Wings3DでKiCad用の3Dモデルを作る

モデルはmmで作られているので、インチスケールに変換する為シェイプの倍率を「0.3937」倍にします。



モデルを作るときは、Fusion360上では部品を縦にして作ると良いです。
原点もFusion360で変更しておくとよいでしょう。
※今回は平置きでモデルを作ったため、Kicadに取り込んだ際に、部品が立って取り込まれますので、
シェイプの回転で-90に設定しています。
原点も部品の端になっているので、微調整します。

シェイプの位置を調整する場合、XYZと極性は以下のようになっています。



完成です!




2016/08/10 1版