TOPへ戻る

Kicadが出力したガーバーデータのチェック方法について

作成したパターンのチェックですが、KicadのPcbnew上でチェックしてもよいのですが、基本的には回路の接続は
ネットリスト通りに繋がっているし、footprintも設定されたデータを使ってできているので、間違っていないはずです。
ここは、Kicadがしっかりやっているので問題がありません。
ですが、人間系の操作(そもそも、回路図が間違っている、foorprintの定義が間違っている、部品の大きさが間違っている)
で誤ったパターンが出来てしまう例が多々あります。
失敗したら、自分の懐が痛むのでココは慎重にチェックします。

チェック方法は我流なので(^^;

完成したガーバーデータをGerbvに読み込ませます。



レイヤーの設定を変えて、部品面とはんだ面を表示させて、キャプチャーします。
 

このまま、印刷すると黒トナーがもったいないので、階調を反転させます。
GIMPだと、色→階調の反転です。


部品面と、はんだ面の階調を反転させます。




Draw系のソフトを使って、貼り付けます。
この基板は380mil(9.652mm) x 900mil(22.86mm) という小さい基板なので、10倍に拡大しました。


回路図


A4用紙にパターン図と回路図を印刷して、
パターンの接続、パターンの流れ、太さ、部品の大きさ、ピン番号、シルク文字をチェックします。
とくに部品の大きさ、ピン番号は部品カタログをベースにチェックすると良いです。


チェック完了
3端子のピン番号の並び、FETのピン番号、新しく作ったPADの寸法を重点的にチェックしました。


もっと大規模な回路の場合、用紙にトレーシングペーパーを使用すると、印刷したパターンを重ね合わせても、
透けて見えますので、引き回し等のチェックがしやすいかと思います。



2016/05/07 1版